2010年11月 β世界線———
主人公・岡部倫太郎が数々の苦難、悲哀を乗り越えた果てに
「彼女」を救うことをあきらめてしまった世界線。
失意の底にある岡部倫太郎。
彼を心配する仲間たち。
救われなかった「彼女」はどうなったのか?
新たなキャラクターを迎えて描かれる「ゼロ」の物語。
そう、そこに『彼女』は今もいる———
救えなかった紅莉栖。
後悔と失意の中に沈む岡部。
長い世界線の旅の末、紅莉栖を救うことができなかった後悔と失意の念に押しつぶされながらも、岡部は日常生活に戻っていた。
紅莉栖を知る新たな人物との出会い。
教授の手伝いのため参加した大学のセミナーで、紅莉栖と大学で同じチームだったレスキネン教授、比屋定真帆と出会う。
そこで、人間の記憶をコンピュータに保存し、それを活用するシステム「Amadeus(アマデウス)」の存在を知る。
紅莉栖の「記憶」との邂逅
「Amadeus」の中にインストールされている「紅莉栖」の記憶と出会い、岡部の生活が一変していく…。